自社製品の生産管理
対応したIT企業名

三共精機株式会社
1942年に創業し80年になる機械工具販売商社。「ものづくりの課題解決業」として、主に製造業向けに生産性向上に関する産業設備・生産財の販売及びシステム開発等のサービスやソリューションを展開。

導入先の企業様

導入された企業様

株式会社石川建設様(土木工事業 舗装工事業 とび・土木工事業)
昭和55年創業。舗装工事、土木工事のほか、アスファルト表面補修工事のためのオリジナルアイテム「アステープ」(チャレンジ・バイ認定)の開発販売をされています。

デジタル化に取り組む前のお客様の課題

自社製品の「アステープ」の受注を紙台帳で管理および属人的な管理体制であることと、これまで協力会社に生産していただいていたが、2023年度より自社工場を新設し自社生産に切り替えるため、次のような課題がありました。
<課題>
・受注残数、在庫数を瞬時に把握できない。
・自社生産切り替えのため、生産管理が必要になることは判断できるが、どの程度管理すべきか判断つかない。

お客様が取り組まれたデジタル化の目的

上記の課題を解決するために、社内で管理する情報を「見える化」および「共有」することを目的にデジタル化を進められました。
・在庫数の見える化
・生産数の見える化

デジタル化の概要

お客様が取り組まれたデジタル化の概要

ExcelおよびAccessで構築した簡易的な生産管理システムを導入されました。
商品の在庫数を把握することに特化し、生産実績の入力、出荷実績の入力と最低限の仕組みを構築。またExcel手入力で納品書・請求書を発行していたが、それも自動発行可能にされました。

デジタル化により得られた(期待できる)効果

在庫数が即確認できるため、受注時に生産予定、納期予定が立てられるようになりました。また、これまでシステムによる管理をしていなかったためか、「受注管理や工事に関する管理などすべての業務管理」のイメージが出来ていないかったのですが、システム構築したことにより次のイメージが出来るようになりました。

ワンポイントコメント

実際に運用開始となるのは工場完成後となりますが、システム導入に関して、すべての機能がそろっているパッケージソフトではなく、出来ることから少しずつ進めることで、ユーザー様がシステムに「慣れる」ことにより、今後の管理手法のイメージが出来るようになったのではないかと思えます。
このようなシステム導入を低予算、最低限の機能からスタートする方法も参考になるのではないでしょうか。